もぴゃぽめる

遠距離恋愛な大学生カップルの雑記ブログ

沖縄の夜を追いかけて|彼氏、沖縄に行きます(4)

沖縄の県庁所在地、那覇市。那覇市の繁華街、国際通り。沖縄の中心といってもいいかもしれない。

東京より沖縄が勝っていることがあるとすれば、中心部のスタバの営業時間。(あと、スタバの店内の広さも)沖縄ではなんと、0時まで営業している。東京では、22時に閉店するところも多いのに。

しゃぶしゃぶ食べ放題のあと、彼氏は国際通りのスタバに入った。この日の出発前、羽田空港でコーヒーの1杯目を飲んでいるので、当日内108円でコーヒーをおかわりできる「one more coffee 」を利用するためだ。(ちなみに、スターバックスカード会員以外は、one more coffee は162円。)(ちなみにちなみに、シアトル系コーヒーチェーンの競合であるタリーズのコーヒーお代わりは、同一店舗でしか利用できない。スタバは、当日内なら、たとえ1杯目のドリップコーヒーを札幌で頼んだとしても、当日内に沖縄のスタバでおかわりをすることができる)

一人旅の特殊な思考状態に入れたからなのか、そのスタバの閉店までにブログの2記事分を書き上げることができた。東京のスタバにいたら、集中力が散って1記事が完成するかすら怪しい。

 

緑のエプロンの男性店員にそろそろ閉店であることを告げられ、パソコンを片付けていると、外で強い雨が降ってることに気づいた。南国にいることを改めて実感した。

 

スタバから滞在先のゲストハウスまで徒歩15分くらい、このままじゃ帰れない。目の前にドンキホーテが見えたので、とりあえずそこに逃げ込んだ。

 

こういう時、ドンキホーテの品揃えの多さはかえって不便に感じる。傘が欲しいだけなのに。結局、店内の動線を一周して、最後の最後にビニール傘コーナーを見つけた。「顧客の動線を長くすることで、商品のつい買いを増やす」という販売手法の術中にまんまと落ちてしまった。ようやく手に取ったのは、最後の1本のビニール傘だった。謎の強運。

 

傘を差して帰るにも、傘ではカバーしきれなさそうなくらい雨は強い。多くの人が雨宿りをしていたドンキの店先で、僕も一緒に雨が弱まるのを待つことにした。きっとここにいる人のほとんどは観光客なんだろうな、ということを思いながら。

 

雨宿りしている人々の中に、女性3人組を口説いているスーツ姿の男の2人がいた。そういえばこの二人、スタバに入る前にすれ違った人だ。しかもすれ違い際、「ここらへんでナンパして女の子持ち帰りてぇな」という言葉が耳に入ってきた。なるほど、雨宿りする観光客の中で唯一のスーツ姿の彼らは、ナンパ師のコスプレをしていたのか。

 

ストライプの入った、無駄に良さそうなスーツ。彼らは相当、やり手だろう。本当は2対2の状況を作りたかったが、雨宿りしてる観光客の中で、しかも日本語でのナンパが通じる日本人で、それなりに隙がありそうで、ノリが良さそうなのはその3人しかいなかったのだろう。

 

雨は、弱まるを通り越して完全に止んでしまった。500円払って買った傘は何だったのか。人々が三々五々、それぞれの方向へ歩き出す。運良く、自分の帰ろうとする方向と、ナンパ師たちのいく方向が一緒だった。なんだか、この先の展開が気になってきたので、距離をおいて尾行してみることにした。

 

距離をとって歩いてるので、彼らの口説き文句内容は聞き取れない。けれども、楽しそうに話してるのは何となくわかる。陽気にまくし立てるナンパ師のチビの方と、それにたまに突っ込むひょろ長い方。そのボケとツッコミの分担具合といい、スーツ姿といい、まるで漫才コンビだ。例えるなら、霜降り明星といったところか。

 

彼らは大通りから外れ、細い路地に入っていく。雰囲気からして、ラブホがあるような場所ではない。それでも、目の前にマンションがあった。ひょっとしてあれが、連れ込み先のマンション?と思いきや、ひょろ長いナンパ師の方がポケットから鍵を取り出し、近くのコインパーキングに停まっていた車に向けた。

 

車のキーに反応したのは、ダイハツの軽自動車。幻滅した。せめて、もっといい車であってほしかった。アウディとか、レクサスとか。よくよく考えたら、軽自動車の法定の定員は4人、やつらは男女で5人。定員オーバーだ。

 

高そうなあのスーツを着て、あそこまで華麗に盛り上げて順調だったのに、持ってる車は軽。しかも、店員オーバーで獲物を輸送するというちぐはぐさ。急に興味が薄れて、ここで尾行終了。

 

自分の帰る道に引き返そうと周りを見てみると、24時間営業のカフェが。しかも、コンセントとwifi完備らしい。今日は移動で疲れたから、明日以降きてみよう。こんな思いもよらない発見があるから、一人旅って面白い。

 

ゲストハウスへの帰り道、止んでいた雨がまた降ってきた。さっきの雨では気づかなかったけれど、沖縄の雨は潮の香りがした。